TRANSLATE

このブログを検索

2024/05/22

妊娠37週で逆子が戻った話

第一子は、お腹の中でずっとぐるぐる回っていました。

検診でエコーするたび違う方向を向いていた。

赤ちゃんってお腹の中で大きくなってくると、狭くなって身動きがとりにくくなるので、骨盤にすっぽり頭がハマったのち向きが安定するらしいのですが、うちの子はひたすら回っていました。

前回も書きましたが、逆子になると膀胱や恥骨付近を蹴られるのでめちゃくちゃ痛くて、逆子期間になると毎日泣いていました。

(前回の記事)産前産後の精神を守る働き方改革

お腹の上から触ると、大きなボールがあって、それは頭。蹴られている方が足。大きくなるとどちらを向いているか自分で大体わかるようになります。(頭をナデナデできて愛しさが増す期間でもあります!)

なので「あー逆子だわー」と思いつつ33週の検診をして、やはり逆子、病院で強制的に帝王切開手術の予約を入れられました。


予約日は38週0日なので、5週間後。


本当に絶望的に死ぬほど落ち込みました。そもそも初産婦で最悪の精神状態で、普通に産むのも怖いし不安なのに、それが100倍になり毎日わんわん泣いていました。

なんとかならないかと検索しまくって、ハリが効くとか、でもどれもほぼ気休めって感じだし、私が通っている病院では外回転(医師がお腹の上から押して胎児を回す方法)をやっていない。とにかくお腹の中身に向かってずーっと「ぐるんって回れる?回ってみて?そっちじゃないですよー。」と話しかけ、お腹を回すようにさすり続けました。


途方に暮れて、身内に産婦人科医がいるので相談したところ、本当はダメだけど、回してあげる(外回転)と言ってくれて(なんか偉い先生がやってあげなよ!と言ってくださったらしいありがとうございます生命に優しい世界)通っていた都内の病院に無許可でその身内が勤める隣県の病院の予約を取りました。

大切な注意ですが、外回転は破水などのリスクもあるので、本当はかかりつけに無許可でやるのはダメです。


外回転の予約は37週0日。もう臨月に入っているので、いつ産まれてもおかしくない。隣県へ行くだけでも不安です。遠出して何かあったらすぐにかかりつけに行くことはできない。移動中に産気付いたらどうなる。救急車でどっかの知らない救急病棟に運び込まれてそこで産むのか。自分も嫌だし、周りにも迷惑。

外回転失敗したらどうなる。そこで緊急帝王切開になってしまう。

恐怖と不安は増すばかり。大混乱の大パニックです。

浴槽の中では唯一無重力状態で身体が軽く楽になれるし、赤ちゃんも無重力状態で動きやすいのではないかと思い、長いこと湯船につかりながら毎晩必死で話しかけ、上から手で押し回していました。いや、寝ても覚めてもそうしていました。

外回転の2、3日前。36週で臨月に入った後。

いつものようにお風呂の中でプカプカ浮かびながらお腹をさすっていると、もにょ、と動く感覚がしました。


え、もしかして、回った?


しかしスーパーネガティブモード炸裂中なので、いつも「いまこっちに頭があるなー」とか思っていた感覚がわからない!自分が全く信じられない!!


回った気がする。回ってない気もする。ねぇ、どっち向いてるの赤ちゃん。教えてよーーーーー


ドキドキしながら37週を迎え外回転に向かい、まずエコーで見てみると・・・


「あれ?回ってるよ。よかったね!」

うわぁあああああん!!!!!!!やっぱり!よよよよよかったぁああああ!!!

医師の身内と助産師さんが「37週で回るってあるんだねー」と話していたので、そうそうあることではないのかもしれません。

でも諦めないで!


37週でも回ったよ!!!!!(正確には36週と5日くらい)


毎日、ずっと話しかけてお腹を優しく回すように促すようにさすっていたら、回ってくれたんです。つまりセルフ外回転。

破水が怖いので、決して強くは触りませんでした。とにかく優しく。無理せずに。


2日後、かかりつけで、本来なら帝王切開手術前の最終検診になる予定だったエコーを受けました。「あれ、回りましたね」と言われ、「知ってるー」とコッソリ思いました。

手術の予約はキャンセル、その後無事に自然な経腟分娩を迎えました。


再度言いますが、外回転にはリスクが伴います。

胎児や母体に異常が発生し、緊急帝王切開になる場合もあります。生命の危機にもなり得ます。

強く押す方法と、リスク軽減のためソフトに押す方法があるようなので、外回転術を行っている医師に相談してみてください。

また、私にはたまたま医師の身内がいましたが、必ずかかりつけの医師にご相談ください!!


ちなみに、ずーっと大人しく同じ向きでじーっとしていた第二子も、30週でなぜか突然逆子になりましたが、第一子で経験済みだったのでそれほどパニックにはならず、大丈夫だと信じて同じように話しかけてさすっていたら次の検診ではきちんと元に戻っていました。兄弟ぃ・・・

ちなみ2、ずっとぐるぐる回って暴れていた長男は、現在ザ・多動男子。次男はじーっと落ち着きがあるもののいたずらっこ。お腹の中での性格そのままでしたー。


帝王切開って死ぬほど恐怖だし、産後も死ぬほど痛いしつらいし、本当に本当に大変ですよね。帝王切開を乗り越えたお母様方を尊敬します。帝王切開で産まれてきた子たち、お母様をぜひ誇りに思ってください!!

世の中に大変じゃないお産(妊活含め)はありません。母になろうとしている人も、母になった人も、みんなえらい。誰も褒めてくれなくても、自分だけは自分を褒めましょうね😌

do you like it?