ペットがいる状態で出産し、ペットと赤ちゃんが共同生活をしているご家庭は多いと思います。
子供にとって人間以外の動物と触れ合い、共同生活をすることは、様々な学びにもなりますし、兄弟のように寄り添い合う姿は可愛らしくて癒されますよね。
注意喚起って、どうせ、飼い犬に噛まれて大けがしないようにとか、清潔感がどうとか、そういうことでしょう?
・・・違うんです。いや、もちろん、それもあります。
でも今回私が注意喚起したいのは、アレルギーです!!!!
なぜなら、生まれたときから犬と生活していた長男が、犬アレルギーになってしまったんです😭
順を追ってお話ししますね。
まず、我が家には元々犬がいました。夫が虐待から保護して大切に育ててきた犬で、長男が生まれた時は13歳でした。
赤ちゃんだった時に、当時飼われていたご家庭の子供たちから酷い虐待を受けていたらしく、子供をひどく怖がる子でした。
特に男の子が苦手で、エレベーター内で近くにいるだけでパニックになり抱っこ!抱っこ!となるほどで、よっぽどのトラウマだったのだと思います・・・
そんな我が家の犬が。妊娠中からずっと私のお腹に寄り添ってくれ、産後初めて帰宅し長男を連れ帰った時には見たことないほどの大コーフンで大喜び!
女の子だったので、母性もあったのだと思います。子供たちのことをずっと気にかけてくれて、そばにいても平気。寧ろ子供がリビングで遊んでいれば一緒におもちゃをのぞき込み、夜寝室で寝ていれば心配してしょっちゅう様子を見に行くほど、家族として受け入れてくれていました。
子を見守る犬。生まれつき皮膚が簡単に裂けてしまう難病を患っていたので、お洋服で保護していました。 |
普段の子供に怯える様子を知っている私と夫にとって、それは奇跡のようでした。
決して子供に慣れたというわけではなく、うちの子たち以外の子供に対しては変わらずずっと怖がっていました。
しかし、ペットと暮らすのは良いことばかりではありません。
ミニチュアダックスという犬種だったので、とにかく毛が抜ける。換毛期だけでなく、1年中大量の抜け毛が常にありました。しかも、猫などと違い、宙に舞うような細くて細かい毛。
更に、これはまた別の機会に書く予定ですが、特殊な病気や体質を持っていたので、フケがたくさん出るし、常に気を付けていないといけない特別なケアが必要でした。
長男は新生児の頃こそベビーベッドで隔離されて寝ていたものの、すぐに我々と一緒に寝るようになりました。犬も一緒です。
しばらくして子供部屋ができ、私の第二子妊娠後期頃には、そこで夫と長男と犬が3人で寝るようになっていたと思います。(記憶が定かでない。)
第二子の妊娠出産があり。同時に2歳違いの長男のお世話があり。コロナ禍になり。心身ともに疲れ果てていた私。
長男の布団に犬の毛やフケやヨダレやおしっこ(ほんの点でも赤ちゃんの寝床なのでやはり気になってしまう)がつくのを毎日毎日掃除・洗濯するのを本当に負担に思っていたのですが(しかも全員が雑魚寝できるよう並べていたシングル3セット分!)、夫が犬と子供の触れ合いを大切にしているのを知っていたので、別々に寝て欲しいと言えずにいました。(後に寛解した口腔メラノーマで家中血の海だった時期も経ています…)
同時に、長男が朝起きた時、いつも瞼が腫れぼったく、コンコン咳をしているのが徐々に気になるようになってきました。しょっちゅう目も掻いています。
大きくなるにつれ、いよいよこれは何かのアレルギーだなと疑うようになり、それでも犬と寝床を分けて欲しいと強く言えずにいた私。いやそれとなく希望は伝えていたんです。でも明確な理由がないので受け入れてもらえず。
私自身も確証がないので、犬なのか、花粉なのか、ダニなのか、ホコリなのか、何に反応しているかわからず、考え得る可能性に対してありとあらゆる対策をする日々、それでも改善しないアレルギー症状。
既に病院にはかかっていて、何らかのアレルギーであるということで、お薬も処方していただいていました。
しかしとにかく原因がはっきりしないとこれ以上対策のしようがないと覚悟して、長男が4歳8か月になる頃、ついにアレルギーのテストを受けさせたんです。
4歳の子に血液検査を受けさせるのは、かわいそうでした。お父様お母様は別室で待っていてくださいと言われたのですが、長男自身が「パパがいてくれたらがんばれる」というので、夫が付き添いました。(普段甘えるのはママだけど、怖い時頼りにしたいのはパパなんです。頼りにされない私・・・)
泣かず暴れずがんばったそうで、とてもえらかったです。
で、結果。
犬アレルギーが判明したわけです。
明確な理由ができ、夫も納得したので、その日から子供部屋(寝室)に犬が立ち入らないようにしました。もちろん、一人で寝るのは犬がかわいそうなので、夫と犬の寝床を隔離しました・・・
これにより、寝起きの瞼の腫れなどは劇的に改善しました!
しかし一緒に生活しているのでアレルギーが治まることはなく。犬が亡くなった今でも、少し症状が落ち着いてるかな?程度なので、アレルギーの薬を朝晩飲み続けています。
それでも、一緒に過した時間はかけがえのない宝物です。 |
愛犬家のみなさんにとって、大好きで大切な家族だからこそ、子供がアレルギーになり愛犬と一緒に過ごせなくなってしまう、生涯子供が犬と過ごすことができなくなってしまうのはつらく悲しいことだと思います。
もちろん、その子の生まれ持った体質によるところが大きいと思います。長男も、遅かれ早かれいつかはアレルギーが発症してしまったのかもしれません。ただ、乳児期に発症すると他のアレルギーも発症しやすくなってしまうなど様々な研究もあるようです。
なので、せめて幼児期が終わるくらいまでは、なるべくアレルゲンを吸い込まない、接触しないように過ごすことをオススメしたいです。
どうぞご参考まで!