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2024/06/26

幼児の語彙を増やす方法

私は言語が好きなので、子供にも言語を上手に使えるようになってほしいなと思っています。

最初に言っておきますと、別に語彙って年齢とともに自然と増えていく、でも良いと思ってはいるんですよ。

ただ、我が家が事情により2.5か国語を学ばなければならないという状況下にあり、日本語強化のため、普段から語彙を増やすよう気を付けている、というのが前提にあります。


現在4歳6歳の子どもたちは、「語彙が豊富ですごい、本をたくさん読んだりしているのですか」と、頻繁に褒められます。

これはとても嬉しい!なぜなら私が気を付けてそうしていることだから!!


勿論、彼らの持って生まれた能力によるところが大きいと思います。よくしゃべるし。

言語を学ぶ上で、「よくしゃべる」っていうのは一番大事ですよね。


加えて、私が子供の語彙を増やすために普段何をしているかというと、

・大人と同じ単語を使って会話する

・その中で子供が分からないだろうと思う単語はいちいち説明する

・復唱させる

ということです。


例えばアスレチックで遊んでいて・・・

「腕力をしっかり使って!腕力って知ってる?」

「知らない」

「腕力のわんはウデっていう意味、りょくはチカラっていう意味、つまり腕力とはウデのチカラっていう意味だよ!わんりょくって言ってみて」(必ず子供の口から言わせる)

「わんりょく!」

「そう、腕力をしっかり使って頑張って!」

数分後

「うでのちからのことなんて言うんだった?」

「忘れた」

「腕力だよ!」

「わんりょく!」


みたいな会話を、(子供が上手に喋り始めた時から)日常的にしています。

子供がわかる言葉でばかり会話するのではなく、あえて知らない単語を使ってしっかり説明して復唱させる、ということです。

幼児だと漢字を思い浮かべることができないので、「りょくというのがチカラって意味だよ、他にもこういう時に○○りょく、って使うでしょう?」と例を列挙したりもします。

「そこを左折してくださーい。左折というのは、左に曲がるっていう意味だよ。さがひだり、折が折れる・まがる、という意味だよ。右に曲がることは右折というよ。うがみぎ、折が折れる・まがる、という意味だよ。左折って言ってみて!」

「させつ!」

「右に曲がることは何て言うんだった?」

「うせつ!」

みたいなことですね。


あとは、子供が自ら「○○ってどういう意味?」と聞いてきた時にも、めんどくさがらずに同じように丁寧に説明し、復唱させる、ということをしています!

ちなみに昨日は「億劫」「出荷」などを聞かれて教えました・・・


その場で覚えさせることはしていなくて、記憶は何度か思い出すことで定着するので、普段からこういう会話をしていくことでだんだん語彙が増えていきます:)


子供自身も語彙が増えていくのは楽しく誇らしいことのようで、長男次男二人とも全然嫌がらないし、「アレなんて言うんだったっけ?」と以前教えた単語を普段の会話で自ら使おうとします。


様々な番組を見せるとか、本をたくさん読み聞かせるとか、そういうことも大事かもしれませんが(たしかにそれもしている)、日常会話は日常で使用する語彙を増やすことに於いてはやはり最強の学びチャンスだと思います!


どうぞご参考まで:)

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