2014/06/06

映画企画開発@デンマーク2014 - 2

デンマークまとめ は 書きましたが 全くと言っていいほど 活動内容に触れていなかったので ここで改めて 少し内容を。

わたしのデンマーク滞在中 日本の「ヨーロッパハウス」では
EU アニメーション・デー第1部 SEA2014 -コンセプト開発マスタークラス報告会 が開催されました。

わたしはTAWからSkype参加 with わたしのチームメンバーズ。
いつもの アースナル1F作業部屋から、わたしのノートPCでの接続、、こちらからは会場の様子が見えなかったので
どんなテンションで 何をしゃべってよいものか 探り探りでした(●_●;)

スクリンに写っているのがわたし、、と、アメリカから るうちゃん:D↓ 前に座っているのが左から、なおなお、伊藤さん、あぐちゃん、まほちゃん。
ここでは、2月に開催されたSEAマスタークラスについて 報告させていただきました~。
90名ほどの たくさんの方がお越しくださったそうで、、どうもありがとうございました!

ここでもご報告させていただいたのですが、
そういえば、昨年 わたしが制作したアニメーション”ONED” が、SEA主催団体のひとつである ブラジルの国際アニメーション映画祭
ANIMA MUNDI(今年は7月に開催) のコミッションドカテゴリにノミネートしているのですが、
なんと、わたしのチームメンバーである ブラジリアン・ペドロの作品も 同じカテゴリにノミネートしているのです!

チームメンバーが個々に制作した作品が 一緒にノミネート、こういうの、一番うれしい!
わたしのチームメンバーのこと、彼らと一緒に仕事できることを、とても誇りに思います:)
で、今回 何をしていたかというと、、

前回のマスタークラスで TVシリーズ用に開発した企画を、長編映画企画として再開発することを目的に
一番根幹となるテーマだけを据え置いて、他の部分は 改めて話し合い、考え直す作業。

キャラクターのビジュアルも、もう一度詰め直し。

キャラクター開発の作業は、
わたしとケネが まず二人でリサーチとスケッチしながら大まかなビジュアルを決め(ここが一番大変)
ケネがPC上でラフな線を書いて わたしが色をつけながら仮描き(ここでほぼ完成形になっている)
それをケネが清書、その後 わたしが色を最終決定する、という作業。 途中、何度かやり取りが増えることも。

2人で何度か交互に作業することで デザインが洗練されていくのだ。

今回は 最初の3日間、ストーリーコンセプトを固めることを 4人全員で行い、その後 分業に。
ペドロは みんなで考えたコンセプトを元に より詳細なストーリーにする作業。
ニッキーは わたし・ケネと3人で美術について話し合った後、背景や世界観を仕上げ。
前回のマスタークラスでは、わたしは かなり遠慮してて、細かいことに関してはほとんど口を出さなかった。
いちいち意見言ってたら あの短い時間のなかでは進んでいかなかったし、あくまでも目的は最終日のピッチ(プレゼン)だったので。
でも、わたしのチームは 全員そういう意識下で仕事をしていたので、だから一番上手く進んだのだと思う。

他のチームは 自分の意見を言い過ぎたり、精神論を話しすぎたりしていて
ケンカになったり、決まらなかったり、、という問題が発生していたのだけど
るうちゃんにも 「あみかんのチームは全員にプロ意識があった」と言われたけど 本当にそうで、妥協するところは妥協するとか、
全員が同じ意識で 同じ明確な目的を持って進めたのがよかったのだと思う。

ケネとも 全作業を終えて ピッチを残すのみ、となった時 初めて 仕事という意識を外して 個人としてお互い 少しの本音を話し合って
あ、そんなことを思ってたのか、若いのにしっかりしてるなぁ、とか それまで微塵も見せなかった本音に驚いたほど。
でも、ピッチの後 そのままバタバタと あっという間にお別れで とても寂しかった。


帰国後、毎日のように 全員でチャットしていたけれど 今回 実際デンマークで再会して
前回のレクチャーだらけでギチギチだったスケジュールと違い、全てが自分たちの時間だったことで
わたしたちは 初めて、おそらく 他のチームが 前回済ませていたであろう お互いの個人的な会話を
今回 初めて リラックスした雰囲気の中 行って なんだかもう 本当に楽しくて
同じことを 全員が感じているのも ひしひしと伝わってきた。

これは わたしがもうずっと思っていることだけれど わたしにとっては
精神的に繋がっているただの友達 よりも 技術で繋がっている仲間の方が ずっと強い。

作業がわたしの人生とイコールだからかもしれないけど、技術で繋がっている仲間とは 一生繋がっていられる、という確信があって
実際 そうだ。
何年連絡していなくても どんなに遠く離れていても 絶対に切れることのない繋がり。
技術への信頼は そうそう崩れることはないし、逆に それを保ちたいがために 自分ががんばるモチベーションにもなる。

わたしは その繋がりを このチームでは 最初に作ることができたから あっという間に 彼らとの作業が とっても大切なものになってしまった。


ただ、どこにいても 結局同じだなぁ、と思うのは わたしほど みんながプロデューサー視点でものを見ていなかったり、
「これじゃ決まらないから こうやって整頓しよう、」とか提案して ひっぱっていくのは わたしの役割になってしまったり
みんなが遠慮してるときに ガツンと言って進めたり切り開いたりするのが わたしだったり というあたり。。

でも わたしは 普段 でしゃばるのが好きじゃないし 必要と感じないと 無駄な労力を費やしたくない、と思っているのに
ここまでできるのは やっぱり このチームと企画に 大きな可能性を感じているから。

今回 思ったことを 全部口に出して意見したから すっごく疲れたけど(英語だし><)でも すっごく楽しかった!!


長編アニメーション映画の製作は、時間がかかる。 きっと、4年、5年のプロジェクトになる。(わたしは3年で終わらせたいんだけど)
莫大な費用もかかる。3億円で足りるかどうか、という世界だ。
まだ言えないけれど、わたしは 日本で 新しい展開を同時に進めることを企画している。
やらなきゃいけないことが たくさんある。 でも、きっと うまくいく。

近いうちに また デンマークに行くことになると思う。 不思議な縁。 でも とてもしっくりくる。
さて。