2009/04/23

レ・ミゼラブル (噫無情)

レ・ミゼラブルは、フランス・ブザンソン生まれの作家、ヴィクトル・ユーゴーの あまりにも有名な作品。

*あらすじ*
貧しい姉家族を養い、ついに食べるものも無くなったために 子供たちに食べさせようとパンを盗もうとしたところ捕まった
ジャン・ヴァルジャンという男の 投獄生活後の話。

彼は脱獄を繰り返したために 19年間を刑務所で過ごし、ようやく出所したときには すでに醜い心を持つ人間になっていた。
彼は同時に 犯罪者の証である「黄色い通行券」を持たされ、そのために人々から受け入れられず、食事もできない、宿にも泊めてもらえない。

しかし、ある司教に 再び犯した罪を許されることで 彼は善良な者へと変化する。

その後、発明で一都市の発展に貢献し、大金も信頼も得、ついには市長となるが、
それは名を変え、過去を隠しての活動であった。
そしてジャベルという警部が とうとう 彼を再び監獄へと追いやる。

一方、宿屋を営む極悪な人間、テナルディエは 他人の小さな子を預かり、その約束とは裏腹にその子を酷く扱き使っていた。
その娘の名を コゼットという。

コゼットの実の母親の死を受け、再び脱獄したジャン・ヴァルジャンはテナルディエから半ば強引にコゼットを引き取り、
美しく成長したコゼットはやがて恋に落ちる。

しかしその相手・マリユスは テナルディエに恩を持つものであった。
テナルディエやジャベルとの確執は その後も続き、2人の生活に暗い影を落とし込み、
やがて 革命さなかのパリで 暴動と共に彼らの運命は大きく揺れ動く。。。

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ヴィクトル・ユーゴーは、フランスで、一番に挙げられる作家名であり、また、フランスを代表する人物であるとおもう。

フランスでの高校生活で、わたしが一番多く耳にした名前だった。
歴史や、国語(フランス語)以外の授業の時間でも、テアトルのクラスの子たちからも、試験の問題でも!
きっと フランス人は みんな ヴィクトル・ユーゴーを経て大人になっている。
だからフランスという国に関わるならば、絶対読むべきと思える作品だ。

しかしなかなかサッサと読めるかんじではない。。人間関係が複雑、、
いや、この登場人物の多さと、一人一人へのフィーチャー度からしたら かなり整頓されていて 
多分 それは凄いことなのだろうけれども

違う人物の物語を挟みつつ進行するから そこで一人についての物語が途切れて たまにじれったい><

テナルディエに ほんと腹が立つ>< 
しかも 悪人は悪人なのだ。 更生したジャン・ヴァルジャンは、元々悪人ではなかった。
でも 生まれつき悪人なテナルディエは もう 悪人でしかない。。。

そして 法の前に従順に行動するジャヴェル、、、彼を憎むことはできない。
ユーゴーは物語の中に 現実をちゃんと描いている。
というか むしろ現実に訴えるための作品で、更生不可能な犯罪者への社会の仕組みとかも、そのひとつ。

しかしマリユスのゆったりさ加減たらもう!!
テナルディエは悪人なのに!どうして>< って じりじりしちゃう~;

でもマリユスはかっこいい:D
なんだかんだ、テナルディエやジャベル含む、それぞれの結末が納得のいく、なるほどー、てかんじで終わっていくのだ。


レ・ミゼラブルは、日本でも毎年ミュージカルの公演があるらしいし、いつも世界中で反芻されている作品。
フランス・フランス人の思想のひとつを拾うには レ・ミゼラブルはオススメ。
読んだら、「なるほどね~~~~」って 思うよ!:D

→ レ・ミゼラブル(上)
ちなみに、ミュージカルはコゼットが主人公なことが多いらしいけど 原作ではあくまでジャン・ヴァルジャンがメイン。
それから、日本でやってたアニメは 創作なので 原作とは全然別モノです~:D